精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅲ

健康科学部社会福祉学科

授業科目 精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅲ
科目概要・形式 2単位・30時間 配当年次 4年 前期
科目責任者 大山博史 担当者 大山博史 石田賢哉 坂下智恵 山田伸

1.科目のねらい・目標

3年次までの講義を踏まえて、精神障害者の生活実態や生活課題を把握する方法や支援の考え方、支援内容・方法の検討の仕方について、精神保健福祉援助実習Ⅰ・Ⅱでの実践・経験を用いながら実践的に学ぶことで、知識、技術の統合および習得を目指す。その過程で、地域移行支援における医療機関と地域の連携や支援体制の実際や、就労支援を含めた包括的な地域生活支援の展開、そのための技術として社会資源の活用及びケアマネジメント、リハビリテーションやコミュニティワークの方法について理解する。これらを通して、包括的な地域生活支援の必要性および意義、精神障害者を取り巻く社会情勢について考察できる力を醸成する。

2.授業計画・内容

履修学生の精神保健福祉援助実習Ⅰ・Ⅱでの学習到達状況に合わせて、授業内容は柔軟に変更される。

①対象者との援助関係の構築および情報収集、アセスメントの方法
②精神障害者の支援モデルを活用した事例の見方
③精神障害の評価方法および支援の考え方
④支援提供の場に応じた支援内容と方法
⑤地域移行支援の課題と包括的地域支援の必要性
⑥障害者総合支援法とケアマネジメント手法
⑦地域を基盤にした連携の実際とコンサルテーション
⑧多様な就労支援の考え方と就労の意義
⑨生活支援~サポートとスキルアップ~
⑩精神障害リハビリテーション
⑪スーパービジョン
⑫地域を基盤にした相談援助活動の実態
⑬社会資源の活用とコミュニティワーク
⑭精神障害者が置かれている状況への考察~家族調整・支援
⑮精神障害者が置かれている状況への考察~社会環境と社会情勢

3.教科書

特に指定しない。

4.参考書

適宜、授業の中で紹介する。

5.成績評価方法

授業内でのレポート・発表内容80%、授業への参加度20%

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

精神保健福祉援助実習Ⅰ・Ⅱを履修する学生向けの授業である。
学生の主体的な参加を求めるため、出席は最低条件である。

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