生化学Ⅱ

健康科学部 栄養学科

授業科目 生化学 Ⅱ
科目概要・形式 2単位・30時間 必修 配当年次 1年 後期
科目責任者 佐藤 伸 担当者 佐藤 伸

1.科目のねらい・目標

 生化学Ⅰに引き続き、糖質、脂質、タンパク質、核酸の代謝などについてその特性を理解し、生体内での反応によりどのように代謝され、機能するかを学ぶ。さらに、生体防御機構、生体酸化、細胞増殖や分化およびがん等の生命現象における生体物質の働きを分子レベルで理解し、説明できる能力を身につけることを目標とする。

2.授業計画・内容

第  1回 生体エネルギーと代謝(生体のエネルギー源、生体酸化、活性酸素など)
第  2回 糖質の代謝(1)(解糖とクエン酸回路と電子伝達系、糖新生など)
第  3回 糖質の代謝(2)(ペント―スリン酸回路とグルクロン酸回路など)
第  4回 脂質の代謝(1)(トリグリセリド・脂肪酸の分解と合成など)
第  5回 脂質の代謝(2)(コレステロール代謝、ステロイドホルモンの生合成など)
第  6回 アミン酸とタンパク質の代謝(1)
第  7回 アミン酸とタンパク質の代謝(2)
第  8回 核酸(遺伝子の構成と複製、遺伝子発現とその制御因子など)
第  9回 ホルモンの構造と機能
第10回 生体情報伝達とホルモン
第11回 腎臓の生化学(尿の生成、酸塩基平衡、血圧調節など)
第12回 血液の生化学
第13回 生体防御機構(免疫機構とアレルギー)
第14回 細胞の増殖・分化とがん
第15回 まとめと評価

3.教科書

コンパクト生化学 改訂第4版(大久保 岩男、賀佐 伸省 著)南江堂 ISBN978-4-524-25946-5 (1年次前期購入済み)

4.参考書

・シンプル生化学(林 典夫、廣野 治子 編)南江堂 ISBN978-4-524-24228-3
・管理栄養士養成シリーズ 分子栄養学 (金本 龍平 編)化学同人 ISBN978-4-7598-1214-5
・人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(香川靖雄、近藤和雄、石田均、門脇孝)南江堂ISBN978-4-524-23692-3

5.成績評価方法

筆記試験(2回に分けて行います)80%、授業への参加度20%

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

生化学Ⅰと同様に、パワーポイントや要点をまとめたプリントなどを用いてわかりやすく解説し、主体的な学習が深まるようにしていきたいと思います。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

・ 予習と復習を心がけてください。
・ わからないことはそのままにせず、気軽に研究室へ来るなどして理解できるまで質問して下さい。生化学Ⅰを学んだときと同様に、管理栄養士をめざす学生として必要な最低限の知識を習得することを望みます。

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