教育相談

健康科学部 栄養学科

授業科目 教育相談
科目概要・形式 2単位・30時間 選択 配当年次 2年 前期
科目責任者 安田 勉
担当者 安田 勉

1.科目のねらい・目標



児童・生徒が抱えるさまざまな困難に対して解決のための支援を行う教育相談は、教師の大切な役割の一つである。本講義では、教育相談を行う前提として心得ておくべきカウンセリングの基礎知識やその方法を理解することを目標とする。
上記の目的を達成するため、カウンセリングの基本的姿勢、および一般的な不適応の諸相、およびスクールカウンセリングの実際、家族および他職種との連携のあり方などについて学ぶ。最後に教育相談活動における教師自身の心の健康の重要性を理解し、心の健康を維持のための方法について学ぶ。



2.授業計画・内容


第1回:教育相談の定義
第2回:教育相談の種類、教育相談と生徒指導との関係
第3回:カウンセリング・マインド、カウンセリングの定義
第4回:カウンセリングの技法(関わり技法)
第5回:カウンセリングの技法(面接の進め方)
第6回:問題行動の持つ意味(子どものシグナルを理解する)、子どもの精神医学
第7回:スクールカウンセラーの援助活動
第8回:教育相談の学校内連携
第9回:家庭・学校・地域などとの連携、諸専門機関との連携
第10回: 開発的教育相談
第11回:教育相談活動1(不登校の子ども)
第12回:教育相談活動2(いじめを受けている子ども)
第13回:教育相談活動3(発達障害を持つ子ども)
第14回:教師の心の健康を維持するための取り組み
第15回:まとめ









3.教科書

教科書は使用せず、毎回資料を配布する。

4.参考書





春日井敏之・伊藤美奈子編「よくわかる教育相談」ミネルヴァ書房、2011、ISBN978-4-623-05878-5
会沢信彦・安齋順子編著「教師のたまごのための教育相談」北樹出版、2010、ISBN978-4-7793-0230-5
黒沢幸子「指導援助に役立つスクールカウンセリング・ワークブック」金子書房、2002、SBN4-7608-2596-7
文部科学省「生徒指導提要」教育図書、2012、ISBN978-4-87730-274-0

5.成績評価方法



出席状況(40%)、レポート(60%)として評価する。

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)



昨年度の授業は高評価を得ました。今年度も、グループ討議を多くし、より理解を深められるよう取り組みたい。

7.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

講義内容の理解を深めるため模擬体験を行うので出席を重視します。

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