解剖生理学実験Ⅱ

健康科学部  栄養学科

授業科目 解剖生理学実験Ⅱ
科目概要・形式 1単位  45時間 必修 配当年次 2年 前期
科目責任者 今 淳
担当者 今 淳,井澤弘美

1.科目のねらい・目標

解剖生理学の講義で学んだ知識を基にして様々な実験を行い,ヒトのからだの機能に関する知識習得を確実にすることを目標としている。

2.授業計画・内容


1) 内分泌系 - 絶食および絶食後糖付加ラットの血糖測定、血球観察および解剖
2) 血液・免疫系 1回目- 絶食および絶食後糖付加ラットの血中遊離脂肪酸、肝グリコーゲンの測定
3)血液・免疫系 2回目 - 自己血液(微量採血)を用いた血液検査
4)泌尿器系 - 自己尿を用いた尿成分分析
5)①呼吸器系 - 肺活量,②心血管系  - 血圧,心音
6)①神経系 - 神経機能(敏捷性),重量感覚, ②感覚系 - 味覚
  

3.教科書

1)佐伯由佳・黒澤美枝子・細谷安彦・高橋研一 編訳,トートラ人体解剖生理学,原書9版,丸善株式会社,2013年,ISBN978-4621087688 (1年前期に購入済み)
2)実験書を配布する。

4.参考書

菊川忠裕・吉岡利忠 編,栄養管理と生命科学シリーズ 生物・解剖生理学 人体の構造と機能,理工図書,2013年
必要に応じて資料配布,図書の紹介を随時行う。

5.成績評価方法

レポート60点以上を合格とする。レポートを提出しない者には単位を認定しない。レポートの提出が期限を過ぎた場合には20点減点とする。

6.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

予習と復習はしっかり行って積極的に実験に臨む。実験は実習書と教科書を一読していることを前提に行われる。予習をしない者は実験内容が全く理解できない可能性が高いので,準備はしっかり行うこと。実験で理解できないところは遠慮せずに積極的に質問すること。遅刻や講義と無関係の言動など,他の受講者に迷惑を掛けることは厳禁である。学習態度は単位認定の採否に非常に重視する。

本実験の内容は栄養学専門領域の土台となる非常に重要な部分である。強固な土台を築くことでレベルの高い有能な管理栄養士や栄養学研究者になることができる。そのため実験内容と単位取得のために要求される理解度のレベルは高い。従って,実験が難しいとの意見が有ったとしても,レベルを下げるわけにはゆかない。本年度もこれまで通りの高いレベルの実験を行う。各学生諸君は気概とプライドを持って頑張ってもらいたい。

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