臨床病態学

健康科学部   栄養学科

授業科目 臨床病態学
科目概要・形式 2単位 30時間 必修 配当年次 2年 後期
科目責任者 今 淳
担当者 今 淳

1.科目のねらい・目標

本講義では,「解剖生理学Ⅰ・Ⅱ」の基礎知識を土台にして,各疾患の病因及び病態形成機構を理解することを目的としている。既に2年前期に学んだ「疾病と生化学」の知識の確実な理解と,2年後期に学ぶ「臨床栄養学各論Ⅰ」などの栄養学専門科目の理解を深める講義でもある。

2.授業計画・内容

第1講  第1章 血液疾患 (1)
第2講    第1章 血液疾患 (2)
第3講  第1章 血液疾患 (3),第2章 循環器疾患 (1)
第4講    第2章 循環器疾患 (2)
第5講  第3章 呼吸器疾患 (1)
第6講  第3章 呼吸器疾患 (2)
第7講  第4章 消化器疾患 (1)
第8講  第4章 消化器疾患 (2)
第9章   第4章 消化器疾患 (3)
第10講  第5章 腎・泌尿器疾患 (1)
第11講  第5章 腎・泌尿器疾患 (2),第6章 内分泌・代謝疾患 (1)
第12講  第6章 内分泌・代謝疾患 (2),
第13講  第7章 中枢神経疾患 (1)
第14講  第7章 中枢神経疾患 (2)
第15講   第8章 膠原病・自己免疫疾患
各章の番号は下記教科書の番号に対応している。

3.教科書

・井上 泰,疾病論-人間が病気になるということ(第2版),医学書院,ISBN978-4-260-01019-1
・必要に応じ教科書と併用する資料を配布する。

4.参考書

・浅野重之,基礎からわかる病理学,ナツメ社,ISBN978-4816350726
・桜井勇,Qシリース゛ 新病理学(改訂第5版),日本医事新報社,ISBN978-4-7849-1185-1
・深山正久,はじめの一歩のイラスト病理学,羊土社,ISBN978-4758120364
・渡辺照男,カラーで学べる病理学(第3版),NOUVELL HIROKAWA,ISBN978-4-86174-022-9
・土屋 純,國井 鏡,菊池弘明:コ・メテ゛ィカルのための病態生理アトラス,文光堂,ISBN-8306-0216-3

5.成績評価方法

定期試験60点以上を合格とする(再試験は原則行わない)。

6.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

予習と復習はしっかり行って積極的に講義に臨む。講義は,1年生の時に学んだ解剖生理学の知識が身に付いていること,また教科書を一読していることを前提に行われる。予習をしない者は講義内容が全く理解できない可能性が高いので,準備はしっかり行うこと。講義で理解できないところは遠慮せずに積極的に質問すること。遅刻や講義と無関係の言動など,他の受講者に迷惑を掛けることは厳禁である。学習態度は単位認定の採否に非常に重視する。

本講義の内容は栄養学専門領域の土台となる非常に重要な部分である。強固な土台を築くことでレベルの高い有能な管理栄養士や栄養学研究者になることができる。講義内容と単位取得のために要求される理解度のレベルは高い。それは本学科の学生諸君が世界に通用するトップレベルの人材へと育ってゆくことを目標としているからである。従って,講義が難しいとの意見が有ったとしても,レベルを下げるわけにはゆかない。本年度もこれまで通りの高いレベルの講義を行う。各学生諸君は気概とプライドを持って頑張ってもらいたい。

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