食事摂取基準論

健康科学部   栄養学科

授業科目 食事摂取基準論
科目概要・形式 2単位 30時間 必修 配当年次 2年 前期
科目責任者 吉池 信男
担当者 吉池 信男、乗鞍 敏夫

1.科目のねらい・目標

5年間に一度改定される「食事摂取基準」は、管理栄養士が個人及び集団に対して栄養アセスメントや適切な食事計画を立てる際の科学的根拠となるガイドラインである。表面的な理解に基づく現場での利用に留まることなく、その策定の背景や基礎理論、並びに活用の基礎理論を深く理解し、本ガイドラインを専門家として柔軟かつ適切に活用するために必要な学習を行う。

2.授業計画・内容

 第1回   食事摂取基準の策定の背景と基礎理論・総論(1) 吉池
 第2回   食事摂取基準の策定の背景と基礎理論・総論(2)  吉池
 第3回   食事摂取基準の活用理論(1)           吉池
 第4回   食事摂取基準の科学的根拠・各論(1) ~たんぱく質~     吉池
 第5回   食事摂取基準の科学的根拠・各論(2) ~脂質・炭水化物~  吉池
 第6回   食事摂取基準の科学的根拠・各論(3) ~エネルギー(1)~  吉池
 第7回   食事摂取基準の科学的根拠・各論(4) ~エネルギー(2)~  吉池
 第8回   中間試験と総論の整理                      吉池
 第9回   食事摂取基準の科学的根拠・各論(5) ~微量栄養素(1)~  乗鞍
 第10回  食事摂取基準の科学的根拠・各論(6) ~微量栄養素(2)~  乗鞍
 第11回  食事摂取基準の科学的根拠・各論(7) ~微量栄養素(3)~  乗鞍
 第12回  食事摂取基準の科学的根拠・各論(8) ~微量栄養素(4)~  乗鞍
 第13回  食事摂取基準の科学的根拠・各論(9) ~微量栄養素(5)~  乗鞍
 第14回  食事摂取基準の活用理論(2)                  吉池
第15回  まとめ試験と各論・活用理論の整理               吉池

3.教科書

厚生労働省:日本人の食事摂取基準2015年版(第一出版;ISBN 978-4-8041-1312-8)

4.参考書

5.成績評価方法

試験成績(中間40%、まとめ60%)により評価します。

6.備考(学生へのメッセージ、学生購入物品など)

教科書レベルを超えた内容も多く含まれますが、管理栄養士としての仕事の基礎となるガイドラインであるということを強く認識し、しっかりと学習してください。また、4年次の「総合演習」では、各栄養素等に関する「科学的根拠」について、ヒト栄養学(human nutrition)研究という視点からも深く学習しますので、その基礎をしっかりとつくりましょう。
基礎栄養学で学んだエネルギー及び各栄養素の代謝や必要量について復習の上、講義に望んで下さい。

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