ヘルスアセスメント各論

科目・科目群 看護学科専門科目・基幹科目
科目名 ヘルスアセスメント各論
授業形態 演習 単位数 1単位 選択・必修 必修  
配当年次 2年次 学期 後期 合計コマ数 15コマ
コース選択 該当なし 他学科開講科目 該当なし
科目責任者(学内連絡教員) 角濱 春美 学内連絡教員 角濱 春美
科目担当者 角濱 春美、佐藤 愛、谷川 涼子、福井 幸子、藤本 真記子、小池 祥太郎、市川 美奈子、伊藤 耕嗣、小林 昭子、沼田 祐子
身につける力 専門的知識に根差した実践力
学習キーワード 専門的知識、専門的技術、問題解決力

1.科目のねらい・目標

ベーシックヘルスアセスメントで学んだフィジカルアセスメントの技法を基盤とし、看護の対象の健康状態をアセスメントする方法を、より広範囲に実践的に学ぶ。母性、小児、成人、老年期の人々へのフィジカルアセスメントの活用方法を学ぶ。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

1)成人期・老年期のヘルスアセスメント 8コマ
(1)担当:角濱春美、藤本真記子、福井幸子、小池祥太郎、市川美奈子、小林昭子、沼田祐子
(2)ねらい
患者の状態や問題に合わせたフォーカスアセスメントの方法を理解する。
アセスメントに伴う患者への説明方法や、患者心理について理解する。
(3)内容・方法
第1~4回 心電図の理解、12誘導心電図の取り方と読み方(演習:12誘導心電図)
              乳房・生殖器系のアセスメント(ビデオ学習)
第5~8回 問診の方法
              患者の状態にあわせてフィジカルアセスメントの技法を選択して行う演習を行う。
演習をもとに、模擬患者を活用した実技試験を行いフィードバックを受ける。
心電図はお互いに患者役・看護師役になって心電図を取り、自分の心電図を解析することで、取り方、読み方を習得します。生殖器のアセスメントは、DVDとモデルを使って習得します。
症状を持つ患者へのアセスメントは、事例を提供し、事例に適したフィジカルアセスメントの項目を選び、練習して準備し、模擬患者を活用して技術の提供をしてもらいます。このことについて結果のフィードバックを行います。
(4)準備学習
次回授業の内容と予習を含んだ資料を1週間前に配布します。この課題を行って知識面の予習ってください。教員が作成した各アセスメントの技術習得のためのDVDが基礎成人看護実習室とフィジカルイグザミネーションルーム、図書館に設置してあります。これを用いて学んでください。
2)小児期のヘルスアセスメント 4コマ
(1)担当:谷川涼子、伊藤耕嗣
(2)ねらい:小児のヘルスアセスメントの方法を理解する。
(3)内容・方法
第1~4回 小児の成長・発達をふまえ、小児領域で用いられるフィジカルアセスメントおよび成長・発達の評価方法について学ぶ。小児フィジカルアセスメントのDVD、および事例を用いて演習を行う。
(4)準備学習
人間発達援助論(小児)の既習科目を復習して授業に臨んでください。
3)母性領域のヘルスアセスメント 3コマ
(1)担当:佐藤愛
(2)ねらい :妊産婦のヘルスアセスメントの方法を理解する。
(3)内容・方法
第1・2回 妊婦・褥婦の特徴をふまえ、母性領域で用いられるアセスメントの技法について学ぶ
第3回   事例を用いたアセスメントの演習を行う
(4)準備学習                                                                                 教科書(母性関連)の妊婦・褥婦のヘルスアセスメントに関する内容を読み、自己学習をしてください。

3.教科書

角濱春美編:「看護実践のための根拠がわかる基礎看護技術」,メヂカルフレンド社,2014.ISBN:978-4-8392-1585-9(1年前期購入済)
濱中喜代編:「新体系看護学全書 小児看護学② 健康障害をもつ小児の看護」,メヂカルフレンド社,2016 ISBN:978-4-8392-3286-3 C3347(小児看護学概論 指定教科書)
新道幸惠編:「新体系看護学全書 母性看護学②マタニティサイクルにおける母子の健康と看護」,メヂカルフレンド社,2013. ISBN:978-4-8392-3288-7(母性看護概論 指定教科書)

4.参考書

授業時に提示

5.成績評価方法

母性・小児看護領域のヘルスアセスメントの筆記試験(50%)
成人・老年期のヘルスアセスメントの実技試験(50%)

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

授業の総合評価、学生の意欲、分かりやすさ等、すべての項目で高い評価を得ています。「ためになる授業であった」との意見が多いので、今後も臨床看護実践に直接的に役立つ知識・技術を分かりやすく伝えるように教育内容の精選と、教材開発の努力を続けていきます。
実技評価では、模擬患者を活用した試験を行っています。臨床に即した内容であり、学びが大きかったと評価されています。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

基本として着替えは不要です。演習の準備については事前に掲示をすることもありますので、注意してください。

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