理学療法医療領域特殊講義

科目・科目群 理学療法学科専門科目・展開科目
科目名 理学療法医療領域特殊講義
授業形態 講義 単位数 1単位 選択・必修 選択  
配当年次 4年次 学期 後期 合計コマ数 8コマ
コース選択 該当なし 他学科開講科目 該当なし
科目責任者(学内連絡教員)
藤田 智香子
学内連絡教員
藤田 智香子
科目担当者 山田 伸、石井 玲
身につける力 該当なし
学習キーワード 該当なし

1.科目のねらい・目標

・心大血管疾患患者に対する理学療法の臨床的意義ならびに評価・目標設定・介入方法および効果について理解する。
・がんのリハビリテーションの概要とリスク管理、リハビリテーションの実際について理解を深める。

2.授業計画・内容・方法・準備学習等

(1)授業計画・内容
第1回 虚血性心疾患
・病態、症状、検査所見、治療の概要
・心臓リハビリテーションの意義
・理学療法評価と目標設定、介入方法および効果
第2回 慢性心不全
・基礎疾患、病態、症状、検査所(見、治療の概要
・疾患管理ならびに心臓リハビリテーションの意義
・理学療法評価と目標設定、介入方法および効果
第3回 心大血管術後
・心臓血管外科的治療と術後管理
・理学療法評価と目標設定、介入方法および効果
第4回 心臓リハビリテーションに必要な評価や検査の基礎知識
・バイタルサインの確認方法、標準12誘導心電図、心電図モニター
・心肺運動負荷試験の実施方法、得られる指標の意義とその解釈
第5回 がんのリハビリテーション
・がんのリハビリテーションの概要(疫学・病態・治療など)
・がんのリハビリテーションのリスク管理
第6回 がんのリハビリテーション
・がんのリハビリテーションの実際
脳腫瘍、頭頸部がん、開胸・開腹術前後の呼吸リハビリ、乳がん、
造血器腫瘍、緩和ケア主体の時期のリハビリテーション
第7回 がんのリハビリテーション
・臨床現場におけるがんのリハビリテーション
-当院におけるがんのリハビリテーションの現状-
​第8回 まとめ
・心大血管疾患のリハビリテーション
​・がんのリハビリテーション

(2)方法
スライドを示しながら講義を行う。

(3)準備学習
心臓およびがんに関する基本的な疾患等の知識を復習して講義に臨むこと。

3.教科書

特に特に指定しません。適宜資料を配付します。

4.参考書

・増田卓・松永篤彦:循環器理学療法の理論と技術.メジカルビュー、2009.ISBN978-4758306959
・居村茂幸:内部障害系理学療法学.医歯薬出版、2006.ISBN978-4263211748
・辻哲也:がんのリハビリテーションマニュアル 周術期から緩和ケアまで.医学書院、2011.ISBN978-4260011297

5.成績評価方法

授業への参加度(10%)、リポート(90%)

6.授業の工夫している点(授業改善アンケート結果やピアレビュー結果から検討した内容等)

・実際の心大血管疾患の症例等を通してわかりやすい講義になるよう努めます。
・がんのリハビリテーションという新しい分野に興味をもってもらえるように、実際の症例等を通して講義をすすめたいと思います。

7.備考(学生へのメッセージ、購入が必要な物品等)

・具体的なイメージがつきづらい分野かもしれませんが、講義終了時には、各疾患に対する知識が整理され、少しでも心臓リハに興味を持っていただければ幸いです。
・がんのリハビリテーションがなぜ必要なのか、イメージできれば幸いです。

ページの先頭へ

ホームへ戻る