キャリア教育の方へ

学生のキャリア教育を担当される方のために「くらす」「はたらく」の価値を自らが見出すために開発された、教育プログラムを紹介しています。
様々な対立軸をあえて提示し、ゲストの人生に触れながら価値を見出します。

 

学生へのキャリア教育プログラム

くらす?はたらく「Session4」 ライスワーク×ライフワーク(2018/6/30開催)

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開催概要

日 時 平成30年6月30日(土)13:00~15:30

会 場 青森県立保健大学 交流センター

対 象 県内の大学生(短大・専修含む)なら男女問わずだれでも可

定 員 50名

参加費 無料

 

会場レイアウト

 

プログラム

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評価

全体評価

総合的にみて、企画の目標は、ほぼ達成できたと考える。

 

  • 参加者数:定員50名→37名参加(保健大学19名、東北女子大学7名、弘前医療福祉大学11名)(男子6名、女子31名)(1年生32名、2年生2名、3年生3名)
  • 参加者による評価:おおむねよかった。
  • コーディネーターによる評価:おおむねよかった。
  • 事業運営の評価:おおむねよかった。

 

個別評価

〔ゲスト・コーディネーターについて〕

  • ゲストは専門的な職種だからこその、具体的な思いや心情を話してくれた。
  • 出産後の葛藤や精神的な心傷など、かなり広く自己開示してくれるゲストだったので、時間が足りなかった。
  • コーディネーターは時間配分が上手かったので、トークセッションが長引いたがワーク時間も確保できた。
  • アイスブレイクも短時間でできるものを選択してくれたので、一気に笑いや一体感が生まれた。

 

〔参加者について〕

  • 生活と仕事を切り離して考えている人が多かった。
  • 思ったよりも、理想だけでなく、現実的な発言も多かった。
  • 結婚・出産と、仕事の両立は大変だと思っている学生が多かった。
  • 生活については、プライベートや趣味にお金を使うという話もあり、キャリアUPなどに投資する発想は出なかったようである。
  • 仕事の結果としてお金があるという考えも少なかった。
  • 学生の傾向として、最近は企業に興味のある学生が増えているが、首都圏の情報で考えているため、県内や地域では実現できないこともあるように感じる。

 

〔企画・内容について〕
【第1部】

  • 初めにスーパーのキャリアレインボーで人生の中での役割と、「ライスワーク」「ライフワーク」について解説した。
  • ライフイベントバロメーターは今回初めて、当日直接ポスターに手書きで書いてもらった。吹き出しの中の内容は短くしてもらい、トークの中で説明してもらったため、わかりやすかった。

 

【第2部】

  • テーマの質問が少し難しかったか。
  • 何のために働きますか?という質問では、理由まで出てこなかったため、ファシリテーターがなぜ?と考える質問を加えた。問い方の工夫として、注釈や事例があると良いかもしれない。
  • 付箋1枚に1項目だけ書くという説明も必要だった。

 

〔運営について〕

  • ホストの決め方は、比較的スムーズだった。1年生でもホストとして、グループで出た意見をしっかり説明できていた。
  • 時間の関係上、学生からの全ての質問に回答できず、アンケートで回答を聞きたかったという意見があった。ゲストからも、回答したかったという意見があり、後日回答をまとめて返信していただき、学生に送信した。

 

〔ファシリテーターの介入について〕

  • 今回はファシリテーター(教職員2~3名)を配置したため、順調に進んだ。
  • 積極的に声をかけていたが、最終発表を聞くと、少しアドバイスした程度の介入グループと比べても内容は大差がないと感じた。
  • どのようにまとめるかというよりも、なぜそう考えるかというところができれば良いような気がする。

 

 

 

くらす?はたらく「Session3」 都会×田舎(2017/12/9開催)

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開催概要

日 時 平成28年12月9日(土)13:00~15:30

会 場 東北女子大学 2F 多目的ホール

対 象 県内の大学生(短大・専修含む)なら男女問わずだれでも可

定 員 50名

参加費 無料

 

会場レイアウト

 

プログラム

files/seminer03_program.pdfPDFファイル

 

評価

全体評価

総合的にみて、企画の目標は、ほぼ達成できたと考える。

 

  • 参加者数:定員50名→63名参加(保健大学33名、東北女子大学18名、弘前学院大学9名、弘前医療福祉大学3名)(男子8名、女子55名)(1年生47名、2年生6名、4年生10名)

 → 定員を大幅に超えたため、会場規模は充分だったが、送迎バスを追加した。

  • 参加者による評価:おおむねよかった。
  • コーディネーターによる評価:おおむねよかった。
  • 事業運営の評価:おおむねよかった。

 

個別評価

〔ゲスト・コーディネーターについて〕

  • コーディネーターはパワーポイントを使用し、最近の男女参画や社会情勢についてレクチャーをした。
  • コーディネーターのレクチャーに時間がかかり、学生同士の話し合いの時間が若干減ってしまった。
  • 対立軸になるゲスト選びが重要な要素だった。ゲストの経験が多様で多くの情報源になった。

 

〔参加者について〕

  • 誰から話し始めてくださいという指示があって、話しやすかった。都会、田舎どちらの良さもわかった。
  • 今まで考えていなかった“子育て”について新たに考えることができた。
  • 初めて他大学の人とグループワークをして、緊張したけど、楽しかった。
  • 自分自身を見つめる機会になったので、参加して良かった。
  • 単位をとるためになにげなく参加したが、他の人の意見が様々聞くことができて、自分の考えを深めることができ、参加して良かった。

 

〔企画・内容について〕

  • 大人数の場合、ポスターをパワーポイントで映してもよかった。
  • 人数が増えるとワールドカフェの席の移動も時間を要した。席は固定でもよかった。
  • ポスターを学生にじっくり見てもらうための工夫が必要。
  • ワーク時間が短くなったことや、ファシリテーション不足でテーブルによって掘り下げる度合いに差が出た。

 

〔運営について〕

  • 13テーブルになったため、コーディネーターだけでは行き届かなかった。人数が多いときは教員がファシリテーターとして補助に入るほうが良い。
  • ホストはじゃんけんで決めないほうが良かった。
  • アイスブレイク手法は今回のチョイス(バースディチェーン)は時間がかかる手法なので、適切ではなかった。ゲストや教員も入れてやると良い。(あえて短時間でやるなどの工夫も)
  • 前半でじわじわと時間が押し、その分ワーク時間を短くしなければならなかった。
  • 次回以降も参加人数が多くなることを想定して計画する必要がある。

 

〔会場校での開催について〕

  • 主査校以外の会場でやると、ゲスト(卒業生)の話を聞きに、会場校の先生方が見学しに来てくれる。アットホームな雰囲気ができる。
  • 役割分担をしてみたが、なかなかうまくいかず、結果としては主査校主導で進めるものが多い形になった。
  • 次回は反省を活かし、企画やコーディネーター選定等、できるだけ会場校が運営できる形を作っていくこととする。

 

 

 

くらす?はたらく「Session2」 お金×時間(2017/6/17開催)

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開催概要

日 時 平成29年6月17日(土)13:00〜16:00

会 場 青森県立保健大学 コミュニティホール

対 象 県内の大学生(短大・専修含む)なら男女問わずだれでも可

定 員 30名

参加費 無料

 

会場レイアウト

 

プログラム

files/seminer02_program.pdfPDFファイル

 

評価

全体評価

総合的にみて、企画の目標は、ほぼ達成できた。

 

  • 参加者数:定員30名(保健大学19名、東北女子大学3名、弘前学院大学8名)(男子4名、女子26名)(1年生20名、2年生6名、4年生4名)

 → 保健大学がヒューマンケア特殊講義Ⅰの対象としたため、70名を超える申込があった。抽選とし、当日は定員数で開催

 → 落選者を対象に、8月5日再開催した。(保健大学12名)(男子3名、女子9名)(1年生12名)

  • 参加者による評価:おおむねよかった。
  • コーディネーターによる評価:おおむねよかった。
  • 事業運営の評価:おおむねよかった。

 

個別評価

総合的にみて、企画の目標は、ほぼ達成できた。

 

〔ゲスト・コーディネーターについて〕

  • 第2部のゲスト=ホスト役が大活躍した。ゲストからは「楽しかった」と回答あり。
  • かなりグループによってホストのカラーがでた(自己紹介で時間の半分を使うなど)

 

〔参加者について〕

  • 3回の席替えしたが似たり寄ったりの顔ぶれになった。 1テーブル7人は多い(ゲスト入ると8人)。
  • 男子は割合しゃべる。女子だけのグループになると沈黙があったりするのを感じた。
  • ホスト聞く → 学生が答える → シーン → ホストが聞く…という繰り返しになりがち。学生同士のやり取りが活発でない感じ。
  • 意見はふると出てくる感じはあった。学生の生の声を聞けてよかった。ディスカッションの完成形、とまではいかないが…

 

〔企画・内容について〕

  • 質問を書いた付箋をポスターに貼ったので、その後もスムーズに使えていたように思う。
  • テーマ一つに30分とれるとよかった(今回は20分)。自己紹介で10分とっていたグループもあった(効果あったが、20分なら厳しい)。
  • 自己紹介のやり方:名前+出身地+血液型、好きな有名人、趣味…ワークごとに変えたり。決めておくほうが良い。
  • 模造紙を1テーマ1枚使っていた。(本来は1枚で一つのストーリーにまとめていく)。紙の使い方も「自由」とすると、探り探りになる。使い方を指示するほうがよい。
  • 第1部のプレゼンが第2部の内容・ディスカッションに関連づいていたのか疑問。
  • ゲストへの質問ないか聞いても特に出なかった。
  • 第1部トークセッションでのやりとりできるとよかった。「アイスブレイクで~した人~」のようなやりとりなど。質問がありそうな空気だった。
  • アイスブレイクで話しかけられたが、後で話そうといったが、それきりになってしまった。もったいなかった。
     
再開催について

〔1回目の開催との変更点〕

  • ゲスト3名とコーディネーターがそのまま再ゲストとして来てくれた。

 →ゲスト数が減ったことでゆったりポイントを押さえて話してもらえた。

  • 質問を書いた付箋をポスターに貼った。

 →質問コーナーを設けるよりも、質問しやすかったのではないか。コーディネーターが、質問をまとめてくれたので回答もしやすかった。

  • ポスターは幅広サイズにしたので、前回より大きく見やすかった。

 →視覚的にも、目の前にポスターがあったので、グループワークでも付箋を貼りやすかった。

  • 学生をホストにした。

 →前のテーマのグループワークの内容を話してくれるので、メンバーが変わっても、次のテーマに関連付けて考えることができていた。

  • 1テーブルあたりの人数を5~6人にした。

 →前回のように1グループ7~8名となると話さない人がでてくるが、今回は主体的に参加しており、沈黙も少なかった。

  • 前回の1/2サイズにし、3テーマなので、簡単な区切りを入れておいた。

 →30分あれば、どのように使うか相談できるかもしれないが、5人で20分の区切りで話をしたため、あらかじめ区切ってあった方が使いやすかったと思う。

 →どのように使うという説明はなくても、自主的にテーマごとに分けて発表に使っていた。付箋も多く書き、活用できていた。

 

 

 

くらす?はたらく「Session1」女社会×男社会(2016/11/19開催)

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開催概要

日 時 平成28年11月19日(土)13:00~15:30

会 場 青森県立保健大学 A棟1F 音楽室

対 象 県内の大学生(短大・専修含む)なら男女問わずだれでも可

定 員 20名

参加費 無料

 

会場レイアウト

 

プログラム

files/seminer01_program.pdfPDFファイル

 

評価

全体評価

総合的にみて、企画の目標は、ほぼ達成できたと考える。

 

  • 参加者数:定員20名→16名参加

(保健大学8名、東北女子大学5名、青森中央短期大学2名、弘前学院大学1名)(男子3名、女子13名)(2年生4名、3年生1名、4年生11名)

⇒定員には満たなかったものの、会場規模からはちょうどよい参加者数であった。

  • 参加者による評価:おおむねよかった。参加者数が少なかったため、広報には課題が残る。
  • コーディネーターによる評価:おおむねよかった。ゲスト自身にも得られるものがあったようである。当日までの連絡+当日事前打ち合わせ・事後ふりかえりの時間があることで、多くのことを共有できた。
  • 事業運営の評価:おおむねよかった。

 

個別評価

総合的にみて、企画の目標は、ほぼ達成できたと考える。

 

〔ゲスト・コーディネーターについて〕

  • ゲスト・コーディネーターを外部から来てもらったのはよかった。内容・運営方法ともにをスタッフが学べた。
  • (たまたまだが)新採用1年目(学生に近い)、10年目、20年目の人がゲストとなり、ゲストのキャリアの多彩さが良かった。
  • やはりゲストは3人でよかった(1人のゲストが諸事情で急遽交代となった)。2人なら時間が余ってしまったかも。
  • ゲストと参加者との距離感(空間的・心理的)、参加人数(定員)もテーマや形式にちょうどよかった。

 

〔参加者について〕

  • 男子の参加もあってよかった。
  • 自分のグループ以外のこともきちんと共有できていた。
  • グループはこちらで指定しなかったが、「自由に座って」の指示で固まらずに座っていた(参加大学3校+1人の構成)。学生の理解があったから?
  • シャッフルすると移動して、コーディネートの流れでそれぞれ話せていて、最終的に混じっていた(最後の4テーブル)。

 

〔企画・内容について〕

  • 過度に情報がないのが良い、知らない良さがある。ガイダンスがない良さがある。
  • コーディネーターからのオブザーバーを「見守り隊」とネーミングしてもらったのもよかった。違和感なく見学者がいることができた。(参加者が委縮しない配慮)
  • 興味深いテーマだった。「女社会?男社会」という企画で続編をしてもよいかもしれない。

 

〔運営について〕

  • 控室でのお茶は、打ち合わせ中、昼食中、事後ふりかえりで3回提供。お茶とお菓子があることで、打ち合わせの雰囲気も和んだと思われる。
  • 控室にも荷物置き場を設置すればよかった。
  • お茶とお菓子があってよかった(コーディネーターが持ってきてくれた埼玉のお菓子も提供)。雰囲気がくだける。指示した課題ができれば「お菓子食べて待ってて」の指示は、もうできた人もまだの人も焦らずいられるしかけとして使える。
  • 場(ゲストの机なし、参加者との距離近)の設定もよかった。A101などだったらもっと緊張していたかも。
  • 初めてこういう場に参加した。最初は一つの付箋への回答に時間をかけすぎてしまった。
  • 初めての機会だったが、付箋を貼らせてから質問を聞いたので大丈夫だった。
  • 最初のルールの提示もよかった。「否定しない」など。

 

講師コメント
  • 総合的にみて、企画の目標(1頁記載)は、ほぼ達成できたと考える。
  • 第1部で最後にゲストに「どんな社会がよいか」を聞く予定だったのをやめた。それがかえって良かった。
  • 最後のワーク「どんな社会」が良く書けていたのはすごい。人が大切、自分が大切、など内容もきちんと出た。
  • ゲストの話した内容、最後のゲストのコメントもよかった。
  • 打ち合わせの時間がじゅうぶんあってよかった。
  • 流れ・時間について:2時間半なので、全体的にコンパクトな運営になった。本来なら3時間(トーク1時間、ワーク2時間)の内容を2時間半でコンパクトにした。あと30分あるとワークの内容を深められた。