「健やか力(ヘルスリテラシー)向上サポート活動」チーム

　青森県立保健大学という、青森県民の健康づくりに向けた拠点が果たすべき役割の一環として、若い力が「ヘルスリテラシーの向上」をキーワードに、広く以下のような部活動を行うものである。

1）平成26,27年度に県（健康福祉部）が行った『健やか力検定』を引き継いで、平成28年度から実施している、本学学生および市内の大学生を対象とした『健やか力検定』を今年度も実施し、若者のヘルスリテラシーの向上に資する。

2）大学祭や各種イベントの場を活用して、地域住民を対象とした様々な健康測定（四肢血圧、内臓脂肪、骨密度、ストレスチェック等）を実施する。

　LINKplusは現在、保健大学の地域貢献活動を行うサークルに所属しているメンバーや地域貢献活動に興味を持つメンバー、他大学の地域貢献活動を行うサークルとのつながりを持つメンバーで構成されている。LINKplusでは、全国の公立大学の学生が集まって地域貢献について議論を行う全国LINKtoposへの参加を基盤とし、より幅広い視点からヘルスリテラシーの向上に向けた活動を行っていくことを目標としている。

　今年度は、県内の他大学（私立大学を含む）にも呼びかけ、一緒に青森県のヘルスリテラシー向上に寄与するような地域活動ができればと考えている。

　看護学科２年生必修科目である「家族援助論」において、地域における家族支援の実際を盛り込み、本学の地域活動への学生参画をとおして、地域住民のヘルスリテラシーの向上を支援するものである。

　今年度の「元気フェスタ」は、青森市民だけでなく多くの地域住民が集うショッピングタウンサンロード青森のサンホールで実施し、多くの来場者に対してヘルスリテラシー向上につながるプログラムを実施する予定で計画を進めている。さらに学生のヘルスリテラシー向上につながったかなども客観的に評価する。

　本学学生（主に寮生）や地域住民のヘルスリテラシー向上につながる食生活改善と実践力の育成を目指した「おかず味噌汁」（＝副菜ともなり得る汁物）の普及活動を行う。

・本学学生（主に寮生）に対して、おかず味噌汁の提供および料理教室を開催するとともに、大学生に必要な自炊能力や栄養学的知識を高め、自らの健康を食から管理できる人材の育成を目指す。
・大学祭や外部イベントにて、地域住民へ向けたおかず味噌汁の提供を行い、具だくさんの汁物が副菜ともなり得ることや適正な食塩量の理解につなげる。
・県産食材や青森県が推進している「できるだし」などを活用したおかず味噌汁のレシピ集を作成し、本学ホームページで公開する。

週１回以上の体重測定（以下、定期体重測定）をテーマにした講演会開催および情報発信を行い、肥満予防知識を高め、行動変容へ繋げる。
1. 趣旨…定期体重測定促進介入の効果検証研究の社会実装を目的とする。

2. 概要…体重測定を普及するための講演会および情報発信を行う。
(1)対象者…地域住民、事業主、地域・産業保健担当者、本学関係者等
(2)内容…講演は本学のイベントと共催の可否も含めて検討していく。講演は講義、体験、ワークショップで構成した双方向のものとする。情報発信はSNSや地元誌掲載により行う。
　講演、情報発信ともに、自分自身が体重測定するだけでなく、他人を行動変容へと促すことも含めた話題を扱う。

(3)講師…講演にあたり、２人の講師候補者へ打診中である。