授業紹介

講義や実習の様子を紹介!

実習だけでなく、実験科目が豊富なのが特徴です。

3年次から増えてくる実習では、ロールプレイングで患者役の人に栄養教育をする練習をしたり、保育園で食育をしたりしています。

1年次からある実験科目はやりがいがありますが、レポートを提出しなければならないのが大変。実験が長引いて家に帰ったのが21時ということもありました(笑)。

 

食品学実験Ⅰ

 

食品学実験とは、主に食品中の成分を分析することで、大学で最初に受講する実験科目が食品学実験Ⅰです。授業では秤量、滴定、定性反応等の基礎的な実験を行い水分、食酢中の酢酸量や醤油のナトリウム濃度などを測ります。この授業を通じて実験の基礎的技術を身につけます。さらに、レポートや数値の扱い方を学ぶとともに、化学の基本的理論を理解します。

 

給食経営管理実習

 

これまでの学習を踏まえ、集団を対象とした食事計画、大量調理、施設設備管理、衛生管理など、給食運営と管理を学ぶために、100食規模の給食提供を実習します。家庭用とは、大違いの調理器具を使い、管理栄養士班と調理班に分かれ、さまざまな角度から学びます。また試食後、献立や調理について意見交換がされ、最終日
には学びのまとめをします。

 

基礎栄養学実験

 

栄養素の消化・吸収・代謝・排泄、エネルギー消費量、遺伝子多型(アルコール代謝酵素の遺伝子型)といった座学で学んだ知識について、ヒトを対象とした実験(被験者は学生自身)で理解を深めることを目的としています。写真は、呼気ガス分析で身体活動の消費エネルギー量の測定を行っている様子です。

 

食品衛生学実験

 

食品衛生学の講義に基づき、食品添加物試験、食品の鮮度試験、衛生管理試験、そして食品の衛生にかかわる微生物実験を行い、学んだ知識を実証します。実験項目は、給食経営管理において大切な衛生管理業務等、実務で役立つ項目を設定しています。

 

公衆栄養学臨地実習

 

青森県内または近隣県の保健所・保健センターにおいて、地域住民の生活の質(QOL)の向上や健康状態の改善を考えた食や栄養に関する取り組み(妊産婦、乳幼児、成人、高齢者を対象とした健康教育支援、食に関する情報提供などの食環境整備等)を理解し、そこで働く管理栄養士の役割および業務について、学外の実習をとおして学びます。(写真は函館市総合保健センターでの実習風景)

 

臨床栄養学実習Ⅰ

 

臨床栄養学総論・各論Ⅰ・各論Ⅱで学習したことを基本に、各疾病症例に対し、栄養ケアプランに基づいた食事計画や献立作成を行い、実際に調理し、食し、評価することで実践的能力を体得します。特に医療施設における治療食の展開献立作成とその調理の実践を行います。また疾患別特殊調整食品の使用および試食も行い、食べる側(患者)の実際も体験します。

 

臨床栄養学実習Ⅱ

臨床栄養学実習Ⅰでは、病院の管理栄養士に必要な『病気( 疾患) に合わせた食事を提供する』ための技術について主に学びますが、本実習では、病院の管理栄養士にとって同じ様に必要な『栄養管理をする』『栄養指導をする』ための技術について学びます。学内での実習ですが、その後の臨地実習を見据え、できるだけ実践の場を想定した環境で実習をします。

 

卒業研究

栄養に関して、未だ分からないことは沢山あります。管理栄養士がこれらを解明し、栄養学をさらに発展させ、人々の健康に繋げるためには、科学的なエビデンス(根拠)をもとに研究を進める能力が必要になります。そこで、3年後期から4年後期までの1年半、教員の指導を受けながら、研究活動に取り組み、その中で科学的な研究方法を学ぶとともに、研究に重要な企画力、創造力、問題解決能力を養っていきます。

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